「低金利の今、家は買い時です!」
そう住宅営業マンが言ってたけど本当ですか?とたまにお客様に聞かれます。
日本の金利の歴史を見てみましょう。1970年からの日本の金利(10年国債)と政策金利の推移をグラフにしています。
長期間で見るとこんなにも金利は上がり下がりしています。2018年現在、過去最低金利水準を継続しています。
金利が1%違っても大きな差はない!?
「金利が1%くらい違ってもどうってもことないでしょ?」
と考えているあなた!
もし、金利が1%違っても大きな差はない、と思っていたら要注意です。金利差はとても怖いんです。
どのくらい怖いかというと、例えば3,000万円を固定35年住宅ローンで借り入れたとして考えてみましょう。
3,000万円 固定金利35年住宅ローン(単位:円)
金利 | 毎月返済額 | 総返済額 |
---|---|---|
1% | 84,685 | 35,567,804 |
2% | 99,379 | 41,739,109 |
3% | 115,455 | 48,491,124 |
4% | 132,832 | 55,789,617 |
5% | 151,406 | 63,590,647 |
6% | 171,057 | 71,843,903 |
7% | 191,657 | 80,495,901 |
金利が1%上がるごとに、総返済額が700万円以上も増えてしまうんです。つまり住宅ローンを借りた金融機関に支払う利息がそれだけ増える、ということなんです。
また、金利が1%違うと毎月返済額も15,000円-20,000円くらい変わってきます。
住宅ローンは資金調達の手段
住宅ローンは、人生における資金調達と考えてみるとこんなことに気がつきました。
それは、
企業は低金利で資金調達し収益を出そうと努力する。同じことが個人でもできるのでは?
ということ。
- 低金利で資金調達
- 高金利で資産運用
もしこれができるのならば…住宅ローンは低金利のときに借りておかないと損かもしれません。
家づくり相談に来られた方で、ご自身で資産運用をされている方や、会社経営をされている方はこのような考え方をされていました。
「手持ち現金や貯金は置いておいて、できるだけ住宅ローンを借りたい」
こうおっしゃられます。その理由を聞いてみると、
「歴史的な低金利が続いているので、家を買うときにしか借りられない住宅ローンを借りられるだけ借りたいんです。」
なるほど。手持ち資金は事業資金や何かあったときのために残しておく、ということでした。
歴史的な低金利水準
2018年現在、政策金利や長期金利は歴史的な低金利水準と言えるでしょう。
しかし家を建てたい私たちにとって大切なのは住宅ローンの金利です。
住宅ローンの種類は多岐にわたり、金利や諸費用の条件も金融機関によって様々です。
最新の住宅ローン情報は住宅ローンランキングのページでまとめています。
住宅ローンの選択を間違えず、歴史的な低金利をうまく活用したいですね。
- 住宅ローンが今低金利なのか?
- 今家を買ったほうが得なのか?
- 今ならいくら住宅ローンが借りられていくらの家が建てられるのか?
- 最初に住宅ローンを組んだときよりも金利が下がっているけど借り換えしたほうが得?
家づくりコンサルティングでは住宅ローンに関するさまざまなご相談に応じています。